以前に紹介した河村恵利の漫画。
茶々(お市の娘、信長の姪、後の淀君)と蘭丸の淡い恋物語。
信長の妹・お市の方が夫・浅井長政を信長に滅ぼされ、信長の元へ三人の娘を連れて戻ってきます。
美女4人が城に入り華やいだかと思えば、娘三人はお転婆で、小姓である蘭丸が何かと面倒を見るハメに。しかも蘭丸、ガサツです(笑)
そんな中、年回りの近い茶々といい感じになるわけです。
世話係の娘やら町娘といい仲になる小説よりも余程有り得る設定だなと思いますわ。
蘭丸は茶々に「父親を殺した信長が憎くないのか」と尋ねると「嫌いだと思ってもそこを通り過ぎて信長を好きになってしまう」と言います。
蘭丸の父親は茶々の父、浅井長政征伐の際、討死をしています。
茶々のそんな言葉を聞いて茶々に対するわだかまりがなくなります。
いい感じな二人をみて、信長は蘭丸に茶々を娶らせようかと考え、蘭丸も茶々にプロポーズをし、中国遠征から帰ってきたら信長に許しを貰うつもりでした。
しかし「本能寺の変」によって蘭丸は討死。この恋はハッピーエンドにはなりませんでした
主軸のストーリーも良いのですが、私の「ぐぐポイント」はちと違いまして、本能寺の変の際、信長は肩からかけていた着物を蘭丸に被せ「女達と行け」と逃がそうとするのです。
しかし、蘭丸はあっさり茶々への想いを捨て、信長の後を追いかけるのです。武士だね!殿LOVEです。
そんな蘭丸も良いのですが、蘭丸を逃がそうとする信長がまた「ぐぐポイント」なのです(笑)優しいなぁ。
この人の漫画では茶々はモテモテです(笑)美人だからねぇ。
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